Ingress:敵と結託してレベル8ポータルを構築する是非について

前回の記事Ingress攻略(Wiki風味)さんの記事を見て頂ければ分かる通り、本来Lv8のポータルを作るには、Lv8のエージェントが8人必要ですが、JARVIS VirusやADA Refactorを使えば、より少人数でのLv8ポータル構築が可能になります。
…さらに、敵と結託すると、より少人数・省資源でのLv8ポータル構築が可能になります。
Lv8のエージェントが、片方の陣営に2人しかいなければ、1つのポータル構築にJARVIS VirusとADA Refactorは合計6つ必要(加えて、Lv6以上のエージェント1人の補助も必要)になりますが、敵側のLv8のエージェントが2人協力してくれれば、JARVIS VirusとADA Refactorが合計3つあれば可能で、Lv6以上のエージェントによる補助もいりません。一人あたり必要な資源でいえば、人数が倍になるので、1/4にまで減ります。
※一人あたり必要な資源は、 Lv8エージェント2人:6/2=3個 Lv8エージェント4人:3/4=0.75個
特に田舎では、Lv8のエージェントを見つけることすら困難ですから、効果は絶大です。
ただ、問題は、この行為がIngressコミュニティガイドラインに規定されている「八百長行為」にあたらないのか、ということ。「八百長行為」の定義については、明記されたものや、公式な回答がどこにも見当たりません(英語も含め)が、敵との結託ですから、広い意味では八百長にあたりそうな気もします。
 
もちろん、不正行為であれば、行いたくありませんので、まずは確認したいところなのですが、残念ながら、この点を問い合わせる窓口がありません。本来の使い方でないのは百も承知ですが、今回は、試しに、不正行為の通報フォームから、問い合わせを行ってみました。
ただ、もうひとつの問題は、運営を行っているNiantic Projectが、「個別の報告に必ずしも返信はしない」スタイルをとっていることで、これにより、下手すると永久に回答をもらえない可能性があることです。
 
しかし、結論としては、返信がくる前に、敵と結託してLv8ポータルを構築して良いと考えています。
なぜかというと…
まず、これが不正行為でなければ、何の問題もありません。
もし、これが不正行為であったとしても、その旨、返信や警告がくれば、すぐに中止してポータルを中立化すれば良い話です。唯一怖いのは、返信や警告前に、いきなりアカウント停止措置がとられることですが、この可能性は限りなく低いと考えられます。なぜなら、そのためには、Nianticへの不正行為通報が別途必要で、その通報は私の問い合わせより時間的に後になるからです。私のアカウントがいきなり停止されるということは、同じフォームで報告された、同じエージェントの行う、同じ不正行為への対応が、時間的に後の通報で行われるという、極めて理不尽な処置がなされることになります。また、こういった措置の目的は、そもそも不正行為の排除ですから、このケースで警告を行わず、いきなりアカウント停止を行うのは、単にエージェント一人を失う分(と、不適切な対応により、他のエージェントの失望を買う分)、損なだけです。したがって、賢明なGoogleのスタッフの方々が、このような措置を取る可能性は、非常に低いと考えられます。
 
「人が幸せを感じるのに2つの理由がある
 肉体をうごかすこと
 人とつながりをもつこと
 Ingressはプラットフォームを通して、人に幸せを感じてもらうために作られた。」
Googleの副社長であり、Ingressの作者であるJohn Hanke氏の言葉です。
敵との結託は交渉の上に成り立ち、これはまさに「人とつながりをもつこと」で、Ingressの目的そのものです。この行為が承認され、Ingressの面白さが広がることを願います。